ゴミ屋敷から脱出できたとしても、油断は禁物です。再びゴミ屋敷に戻ってしまわないためには、日々の生活習慣を見直し、再発防止策を講じる必要があります。ここでは、ゴミ屋敷脱出後の再発防止策について解説します。まず、「物の定位置を決める」ことが重要です。物の定位置が決まっていないと、使ったものを適当な場所に置いてしまい、それが積み重なって、再びゴミ屋敷化してしまう可能性があります。物の定位置を決め、使ったら必ず元の場所に戻すように習慣づけましょう。次に、「1つ買ったら1つ手放す」というルールを作るのも効果的です。新しいものを購入したら、同じ種類の古いものを手放すようにすることで、物の量を一定に保つことができます。例えば、新しい服を買ったら、古い服を1着捨てる、またはリサイクルショップに売るなどです。また、「定期的に持ち物を見直す」ことも大切です。月に1回、または季節の変わり目など、定期的に持ち物を見直し、不要なものがないか確認しましょう。そして、不要なものがあれば、速やかに処分しましょう。「捨てる」ことに抵抗がある場合は、リサイクルショップに売ったり、フリマアプリで出品したり、寄付したりするなど、「捨てる」以外の選択肢も検討しましょう。さらに、「買い物を慎重にする」ことも重要です。衝動買いは、ゴミ屋敷への近道です。本当に必要なものかどうか、購入前に一度立ち止まって考えるようにしましょう。特に、100円ショップやセール品は要注意です。「安いから」という理由で不要なものまで買ってしまいがちです。そして、「毎日少しずつ片付けを行う」習慣を身につけましょう。一度にまとめて片付けようとすると、大変で挫折してしまう可能性があります。毎日、5分でも10分でも良いので、少しずつ片付けを行うようにしましょう。例えば、朝起きたら、布団をたたむ、夜寝る前に、床に落ちているものを拾うなど、簡単なことから始めましょう。これらの再発防止策を実践することで、ゴミ屋敷に戻ることなく、きれいな部屋を維持することができます。もし、再びゴミ屋敷化しそうな兆候が見られた場合は、早めに家族や友人、専門業者に相談しましょう。