ゴミ屋敷レベル別脱出方法レベル3

ゴミ屋敷のレベルが3になると、自力での脱出が難しくなってくるケースもあります。ここでは、レベル3のゴミ屋敷から脱出するための方法を解説します。レベル3のゴミ屋敷は、床の大部分が物で覆われ、生活空間が著しく狭くなっている状態です。ゴミの上を歩くのが当たり前になり、掃除をすることも困難です。このレベルになると、まずは「ゴミの量を減らす」ことに集中する必要があります。しかし、長年溜め込んだゴミを前に、どこから手をつければ良いのか、途方に暮れてしまう人も少なくありません。そのような場合は、「1日に1袋」など、無理のない目標を設定し、少しずつゴミを減らしていくようにしましょう。また、ゴミの分別方法や粗大ゴミの出し方など、自治体のルールを確認しておくことも重要です。ゴミを減らしていく過程で、「捨てる」か「残す」か、判断に迷うものが出てくるかもしれません。そのような場合は、「保留ボックス」を作り、一時的に保管しておきましょう。そして、一定期間後に改めて見直し、本当に必要かどうかを判断しましょう。ゴミの量が減り、ある程度床が見えるようになったら、次は掃除です。しかし、長年放置されたゴミ屋敷は、汚れもひどく、通常の掃除方法ではきれいにならない場合があります。そのような場合は、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性の洗剤や、クエン酸などの酸性の洗剤を活用してみましょう。また、カビが発生している場合は、カビ取り剤を使って除去しましょう。ただし、カビ取り剤を使用する際には、必ず換気を行い、マスクや手袋を着用しましょう。レベル3のゴミ屋敷からの脱出は、時間も労力も必要です。しかし、諦めずに少しずつ進めていけば、必ずきれいな部屋を取り戻すことができます。もし、自分一人で解決できない場合は、家族や友人、専門業者に相談することも検討しましょう。