実録ゴミ屋敷で育った私の子供時代のトラウマ

私は、幼少期から高校生まで、いわゆる「ゴミ屋敷」と呼ばれる家で育ちました。足の踏み場もないほど物が散乱し、掃除も行き届かず、常に異臭が漂っているような環境でした。当時は、それが当たり前だと思っていましたが、今振り返ると、ゴミ屋敷での生活は、私の心に深い傷を残しました。まず、友達を家に呼べないことが、とても辛かったです。周りの友達は、普通に友達を家に招いて遊んでいるのに、私はそれができませんでした。友達に家のことを聞かれるのが怖くて、いつも嘘をついてごまかしていました。学校でも、ゴミ屋敷のことがバレないかと、常にビクビクしていました。ある時、クラスメイトに「〇〇ちゃんの家、臭いって噂だよ」と言われ、とてもショックを受けたことを覚えています。また、家の中は常に不衛生で、ゴキブリやネズミなどの害虫も頻繁に出没しました。夜中に、ゴキブリが顔の上を這っているのを感じて、飛び起きたことも何度もあります。食事も、まともなものを食べさせてもらえませんでした。賞味期限切れの食品や、カビの生えたパンなどを食べることもありました。そのせいか、私は子供の頃から体が弱く、よく風邪をひいたり、お腹を壊したりしていました。さらに、両親はいつも喧嘩ばかりしていて、家の中は常にピリピリした雰囲気でした。私は、いつも両親の顔色を窺いながら、息を潜めて生活していました。ゴミ屋敷での生活は、私に自己肯定感の低さ、人間不信、そして消えないトラウマを残しました。大人になった今でも、当時の記憶がフラッシュバックすることがあります。私は、自分の子供には、絶対に同じような思いをさせたくないと思っています。そのため、今は、整理整頓された清潔な家で、子供と笑顔で過ごせるように、日々努力しています。